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偏差値50からの18か月作戦

東大への道18か月を、3つに分ける。

偏差値は「今の位置」を表す数字。ゴールを決める数字ではありません。基礎を作る6か月、点に変える6か月、本番に合わせる6か月。順番が見えれば、今日やることも見えてきます。

CHAPTER 01 / ルールを知る

東大文三は、
総合力のゲーム。

まず「何を、何点ぶん、どんな順番で測られるか」を知ろう。2027年度の公式要項では、共通テストより二次試験の比重が大きい設計です。

2027年度 文科三類
453人

募集人員。前期日程で一つの科類に出願します。

第1段階選抜
約2.5倍

志願者が一定数に達した場合、共通テストで絞り込みます。

共通テスト
1000→110

6教科8科目または7教科8科目。情報Ⅰも必須です。

二次試験
440点

国語120・地歴120・数学80・外国語120。合計は550点です。

合計550点の重み

共通テスト 20% / 二次試験 80%。ただし、共通テストは第1段階選抜でも使われるので捨てられません。

参考:2026年度の文三は、第1段階最低781/1000・平均843.06/1000、最終合格最低316.32/550・平均339.1589/550。毎年変動するため「合格保証ライン」ではなく、過去1年の位置情報として見てください。

CHAPTER 02 / 現在地を測る

偏差値50を、
4つの質問に分解する。

「頭が悪い」ではなく、どこに穴があるかを調べます。チェックが多いほど、最初の6か月で基礎に戻る価値があります。

チェックしてみよう。結果に合わせて、最初の6か月の使い方が変わります。
CHAPTER 03 / 18か月の地図

6か月ずつ、
ギアを上げる。

いきなり東大の過去問に突っ込まない。最初は穴を埋め、次に答案を作り、最後に時間内で再現できる形へ整えます。

MONTH 1–6 / 土台づくり

「分かる」を「自力で解ける」にする

教科書レベルと標準問題を、答えを隠して再現します。英語と数学を毎日、国語と地歴を週の固定枠で回します。

  • 英単語・英文法・短い英文解釈を毎日
  • 数学ⅠAⅡBCの例題→類題→翌週再テスト
  • 古文単語・文法、漢文句法、現代文の根拠探し
  • 地歴2科目を「通史」と「資料・論述」に分ける
通過目安:教科書〜標準問題を、解説なしで7〜8割再現できる
MONTH 7–12 / 得点化

知識を、時間内の答案に変える

東大形式の「一部」を使い始めます。年度丸ごとの過去問ではなく、大問やテーマ単位で練習し、採点できる答案を増やします。

  • 英語:要約・英作文・リスニングを週単位で回す
  • 数学:標準〜やや難を80点満点の戦略で取捨選択
  • 国語:現代文・古文・漢文の記述を第三者に見せる
  • 地歴:2科目とも論述を「結論→根拠→因果」で書く
通過目安:時間を1.2倍にすれば、合格者平均に近い答案が作れる
MONTH 13–16 / 本番化

年度別過去問で「作戦」を作る

本番時間で年度別演習。点数だけでなく、失点原因を「知識・読み違い・方針・時間・記述」に分けます。

  • 過去問は解きっぱなしにせず、1週間後に再答案
  • 得点源・耐える科目・捨て問の条件を決める
  • 共通テストは週1セットから段階的に増やす
  • 模試は順位より、答案の再現性を確認する
通過目安:複数年度で、目標点の近くを安定して出せる
MONTH 17–18 / 仕上げ

新しいことを減らし、再現性を上げる

生活時刻、科目順、休憩、答案の見直しまで本番仕様へ。直前期は「新しい参考書」より「自分の誤答記録」です。

  • 共通テスト→二次の切替計画を事前に作る
  • 本番と同じ開始時刻で演習する
  • 睡眠を削らず、体調の波を小さくする
  • 出願年度の募集要項・手続を本人と学校で確認
ゴール:難しい問題を解くことより、取るべき点を落とさない
CHAPTER 04 / 科目別の攻略

全部やる。
でも、同じやり方ではやらない。

文三の二次試験は4教科。得点配分が違うので、毎日の接触頻度と週ごとの深掘りを使い分けます。

120点

外国語|毎日ふれる主エンジン

  1. 語彙・文法を先に自動化する
  2. 精読→音読→時間を測った長文へ進む
  3. 要約・英作文は添削と書き直しをセットにする
  4. リスニングは短時間でも毎日続ける
毎日 60–90分のモデル
80点

数学|満点より、取れる問題を落とさない

  1. 例題の解法を「なぜ使うか」説明する
  2. 途中式を採点者に読める形で残す
  3. 100分を想定し、着手順を固定する
  4. 解けなかった原因を計算か方針かに分ける
毎日 45–75分のモデル
120点

国語|根拠のある短い説明を作る

  1. 現代文は設問の条件と根拠箇所を結ぶ
  2. 古文は単語・文法・主語の追跡を固める
  3. 漢文は句法と重要語を反射で出す
  4. 模範解答を写さず、自分の答案を短く直す
週4–6回のモデル
120点

地歴2科目|知識を因果でつなぐ

  1. 2科目とも早めに通史を一周する
  2. 用語を「なぜ・その後」とセットで覚える
  3. 資料や地図から読み取ったことを一文にする
  4. 論述は要素を採点し、足りない因果を戻す
交互に毎週固定枠
110点換算

共通テスト科目|広い範囲を、放置しない

  1. 理科基礎・情報Ⅰなどは、週の短い固定枠を先に置く
  2. 月1回のミニ模試で忘却を早期発見する
  3. 直前だけに詰め込まず、13か月目からセット演習を増やす
  4. 2026年度の文三第1段階平均843.06/1000を「過去の参考値」として、自分の安定帯を作る
二次対策と両立する守備ライン
CHAPTER 05 / 1週間の型

時間割は、
やる気より強い。

下は学校がある週の一例です。平日3時間・休日6時間は「モデル」で、部活・通学・体調に合わせて減らしてかまいません。大切なのは、同じ曜日に同じ科目へ戻ることです。

月

英語:語彙+長文

数学:例題+類題

古文:単語10分

火

英語:文法+英作文

地歴A:通史

現代文:1題

水

英語:長文+音読

数学:苦手単元

情報Ⅰ:20分

木

英語:要約

地歴B:通史

漢文:句法

金

英語:リスニング

数学:週の再テスト

理科基礎:20分

土

長い演習を1本

地歴論述

添削・採点

弱点の戻り学習

日

模試・セット演習

誤答タグ付け

翌週の計画

早めに休む

毎日英語+数学。短くても接触を切らさない。
毎週採点と解き直し。新しい教材より、失点の回収。
毎月共通テスト型の確認と、計画の作り直し。
CHAPTER 06 / 伸びるループ

勉強量を、
得点に変える4手。

「何時間やったか」だけでは伸びません。失点を分類して、次の一手まで決めて初めて、勉強が点につながります。

時間を測って解く

本番より少し長めから始め、徐々に短くする。

自分で採点する

正解・不正解だけでなく、部分点の要素を見る。

原因タグをつける

知識/読み違い/方針/時間/記述の5つ。

1週間後に再挑戦

答えを覚えた状態ではなく、方針を再現する。

×
参考書を集めすぎる1冊を再現できるまで回し、追加条件を決める。
×
難問から始める標準問題の取りこぼしを先に減らす。
×
過去問を早食いする年度数より、採点・分析・再答案を重くする。
×
睡眠を削って帳尻を合わせる集中と記憶の再現性を落とす計画は長続きしない。
START TODAY

今日やるのは、
この3つだけ。

18か月分を今日やろうとしなくていい。現在地を測り、時間を予約し、教材を絞る。最初の一歩は小さいほど続きます。

1英語・数学・国語の基礎問題を各30分
点数より「なぜ間違えたか」を一行で書く。
2今週の勉強開始時刻をカレンダーに入れる
空いたらやる、ではなく先に席を取る。
3各科目の主教材を1冊に決める
追加購入は、終わる条件を決めてから。
一歩ずつ進もうと励ますAIナビゲーターのミライ
東大は遠い。でも、今日の30分は近い。まず、そこから。
大切な注意

このページは、偏差値50前後から18か月で合格可能性を高めるための学習設計例です。合格を保証するものではありません。学年、得意不得意、学校行事、健康状態で最適な計画は変わります。制度・科目・日程は、必ず受験する年度の東京大学「選抜要項」「募集要項」で確認してください。